魔の2時間半
最近昼間の3時から5時半ぐらいまでがとってもゆううつな時間だ。
「魔の2時間半」と私はよんでいる。
その時間になると「ピンポ〜ン」と呼び鈴がなり、ちょっとでもシカト・・・もしくは出遅れようものなら安っぽいドラマでよくみる借金の取立て屋みたいにドアを「ガンガンガンガンッ!!!ガンガンガンガンガンガンッ!!!」と叩いてくる人物がいるのだ。正確にいうならば「人物たち」になるんだけど。
で、その正体は近所の小学生。
別にピンポン逃げ(ピンポンダッシュという人もいるが)をしようってことではない。
純粋に遊びに来てるのだ!
最初の発端はこうだった。
まだ純ノ介が歩けない頃に「うわぁ〜赤ちゃんかわいい〜!!!」なんて近づいてくるもんだから私もイヤな気がするわけもなく「ありがとう!もうちょっと大きくなったら遊んであげてねぇ♪」なんてさわやかな優しいお母さん風に言ったんだ。うん。確かにそれは言った。覚えもある。
でもさぁ〜、まさかほぼ毎日遊びに来るなんて思ってもいなかったんだも〜ん!!!
しかも1人だけならまだしも超〜近所に住んでる姉弟の2人プラスその仲間たち。さらにその姉弟あんまり仲がよくないらしく別々に遊びにくるからまた大変。最初に弟を断っても姉の方は知らずに来るからである。
さらにその魔の時間帯ってば純ノ介の昼寝タイムでもあるからこれまたツライのよね〜。

こんなこともあったっけ。
「これから友だちみんなと近所の公園に行くから純ノ介も連れてってあげるぅ!」と呼びに来られ、一瞬にして断る理由が思いつかなかった私はオッケーするしかなかった。本当は行きたくないんだけど1才の子を小学生に預けるわけにもいかないからもちろん私も一緒に行くわけだ。そしてまた最悪なことにそのうちの1人が「今日は○○公園に行こうよ!」と言い出した。そこは国道を挟んでちょっと遠いところにあるから親にとめられている子もいる公園なのだ。近所だって面倒なぐらいなのにわざわざそんなところに行きたくない・・・と思っていた矢先、純ノ介くんのお母さんがついてってくれるなら行ってもいいって!なんてちゃっかり親に承諾もらってきちゃったりなんかして、気がついたらなぜか私が引率係に!!!
小学5年生2人、4年生4人、3年生1人にプラス私と純ノ介・・・・。
炎天下だってのに親公認の引率者なわけだから先に帰るわけにも行かず、しまいには1人が連れて来た犬の面倒までみせられ・・・・本当に疲れた。
それでもみんな「純ノ介かわいい♪純ノ介純ノ介♪♪」って遊んでくれるから親バカな私はど〜も最終的には許せちゃうのよね〜。調子にのってみんなにジュースおごっちゃったりして。
もとい、そんなこともありながらも普段はうちの中やうちの目の前で遊ぶことにしているんだけど最近ひとつの疑惑が浮上してきた。
最初はもちろん純ノ介相手にみんな遊びに来てたんだけど、最近はどうもヨチヨチ歩き相手じゃ物足りないらしく、純ノ介のお母さん・・・そう、私と遊びに来てるような気がするのだ!
ボール遊びしててもプール遊びしてても何してても「お母さん!ドッヂボールやろう!」「お母さん!キャッチボールやろう!」「お母さん水かけっこしよう!!」「お母さんかくれんぼしよう!」「お母さん、お母さん、お母さん、お母さ〜〜ん!!!」・・・・・って、『お〜い!!!あたしゃお前らのお母さんじゃないぞ〜!!!』って突っ込みたくなるぐらいなのだ。
と、ここまで読むともうそんなの断っちゃえばいいじゃ〜ん!って思う人もいるだろう。
でも悲しいかな、この下町で生きていく以上大人の近所づきあいもあるため、その子たちを邪険に扱うことはできないのだ!
そして今は夏休み。
今日も朝からドアをガンガン!たたく音が下町に鳴り響くのであった・・・・・
チバ


