YOSHIRO HIGAI PHOTOGRAPHY
2018年11月13日
更新
Pinup magazine [ It's your TURN vol.5 ]

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いつもお世話になっています。
厳しい夏の暑さが続いていますが冬が近づいてきていることを感じます。
ピンナップマガジン It’s your TURNは おかげさまで今年で5号目になりました。ありがとうございます。
先日、ある大型書店に立ち寄りました。そこは、まだまだ時代を映す鏡です。その何十万冊と並んでいるなかで、スノーボード関係はカタログ号が一冊あるだけでした。世の中の人が何に興味を持っているかが、わかりにくくなってきているけれども、それは僕に少なからざる衝撃をあたえました。
自分が夢中になっていた自然のなかで遊ぶスノーボードとスキーの格好良さ、楽しさは変わらず、そこにあります。
天から送られた奇跡の結晶を纏ったスキー場で朝日に輝く職人の作り出したピステン。昨日まで降り続いていた雪が形成した完璧な地形のバックカントリー。
頬に当たるきりりとした風、体を傾けてエッジをグーっと入れてターンするときの重力、舞い上がるスプレー、仲間の歓声…
それを伝えていくのが自分の使命であるのです。是非お手にとって、眺めて、ピンナップしてください。
樋貝吉郎 (YOSHIRO HIGAI)
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Pinup magazine [It's your TURN vol.5]
TURN5 掲載ライダー
松浦将、沼野健補、Craig Kelly、Tom Burt、Jeremy Jones、國母和宏、中井孝治、梶浦修治、高橋信吾、Mike Basich、木村史門、植村能成、布施忠、西山勇、田口勝朗、杉本光広、望月よしゆき、桑原知美、山内一志、Josh Dirksen、高久智基、小西隆文、小番直人、岡田修、渡邊雄太、村上崇、片柳圭介、Johan Olofsson、Victoria Jealouse、玉井太朗 and more
判型 A4 中綴じ(針金をはずせばピンナップ出来ます)
モノクロ32ページ
price:1,000yen + tax

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Pinup magazine [ It's your TURN vol.4 ]

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僕が初めてスキーをしたのは中学2年の春です。学校が主催したスキー教室でした。長い時間バスに揺られ夜中に万座スキー場に到着しました。雪の上に置かれた自分のバッグを持ち上げると、クラスの女子たちの「わー星がキレー」と歓声があがります。大げさだなと思いつつ夜空を仰ぐと、本当に一面に星が煌めいていました。スモッグで覆われた東京の中学生にはそれだけでも新鮮でした。2、3年生の3分の一くらいは参加したので、ちょっとした修学旅行です。スキーは体育の授業のように班に分れ、先生の言う通り真似ることなのですが、慣れない雪の上は何事も思うようにはいきませんでした。それでも最終日にはボーゲンもどきで先生の後について迂回コースの沢状の地形を蛇行して降りてこれました。スケートボードでは出来もしないことがスキーでは出来て有頂天になったことを憶えています。
僕が初めてスノーボードをしたのは、それから5年程経った1985年です。運良くスケートボードの先輩がクルマに乗せて、道具一式も貸してくれたのです。スケートボードのおかげで自己流で転がりながらもなんとか滑ることが出来ました。当時はスノーボードはスノーサーフィンとも呼ばれていて人口も非常に少なく入場出来る“スキー場”も限られていました。それでもスキー場という非日常は魅力的で、自分にとってのスペースは十分にありました。
しだいに、圧雪をしていないところでも滑るようになり、山には手つかずのフィールドがあることも知るようになると、同じようなスキーヤーたちと出会うようになりました。僕らは自然のなかを滑る楽しさを求めて集まったのです。カメラを向ける対象がスノーボーダーだけでなくなったのは、ニセコやアラスカにいることで僕のことを認めてくれたのかもしれません。彼らスキーヤーにカメラを向けていると実際のスピードが別次元だと感じます。その反面、トップのスキーヤーはスノーボードの非対称な体の動きに深く興味を持っています。僕らは地形や天気、雪質に意識を集中させ、時間と空間を共にしているのです。
近年、街のビルボードや書店、テレビ、ネットニュースを一般人的視点で眺めてもスノーボードやスキーを見かけることが少ないのが現状です。誰でもスキー、スノボの名前は知っていますが、自分自身がやってみたいものと捉えていないようです。目新しくない、過激すぎるという先入観でやってみようと思わないのであれば、とても残念なことです。雪山のキリッとした空気の気持ちよさも、切れ上がるターンの爽快感も体験出来ない…。僅かばかりでも世間にウィンタースポーツのエッセンスを広めたいという思いで始めたピンナップマガジン“It’s your TURN”は2014年にスタートして今回が第4号になります。今回はスキーにフォーカスしています。
雪が降る国に生まれた幸運に感謝して、スキーとスノーボードの楽しさを広く伝えていきたいと思います。
樋貝吉郎 (YOSHIRO HIGAI)
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Pinup magazine [It's your TURN vol.4]
掲載ライダー
佐々木大輔、瀬戸直人、Scot Schmidt、Doug Coombs、佐々木明、久我博道、Tommy Moe、
児玉毅、山木匡浩、永島秀之、河野克幸、古瀬和哉、上野雄大、河野健児、福島のり子、前田岳哉、
Dave Swanwick、木村盛督、渡辺洋一、高梨穣、土井弘樹、Gordy Peifer、Jeremy Nobis、宮野和貴、
Par Dahlin、植木照夫、小林久泰、野口圭一郎、小川剛史、Eric Sato、Glen Plake、中井孝治
判型 A4 中綴じ(針金をはずせばピンナップ出来ます)
モノクロ32ページ
price:1,000yen + tax
2017年10月5日発行

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Pinup magazine [ It's your TURN vol.3 ]

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お元気ですか?
いつもお世話になっています。
おかげさまでターンは3冊めを出すことが出来ます。
続けている理由は スノーボードと雪のなかで遊ぶ楽しさを伝えたいからです。
“スノーボード”は僕が出会った30年前から、成長を重ねました。最新の動画をみると、誰もが信じられないくらい、うまいです。すごいの一言です。ただ実際のスノーボードはいまだに僕らが始めたころと変わってなんかいません。雪の上に立ち、ただ流れていくだけでスゴく楽しいです。
タイトルの It’s your TURN は スノーボードの基本であるターンにフォーカスしていることとともに、その言葉通り、まだスノーボードをやったことがない人や、最近すっかり御無沙汰な人に 「あなたの番」と呼びかけます。
フォトグラファーは常に刺激のあるものを追い求めます。類い稀な技術、出来事、美しい風景を記録します。
そこにある本質は飛んだ距離や回転数といった数値だけでは表せないものです。
歳月をかさねても色褪せないものです。
turnに掲載している写真は1986年から2016年までの30年間に亘っています。
フォトグラファーはそれらをセレクトして発表することが使命だと思います。
第3号を発表します。
樋貝吉郎
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Pinup magazine [It's your TURN vol.3]
登場ライダー
Josh Dirksen、今野昇、 松浦将、西山勇、松岡秀幸、Jeff Brushie、天海洋、
Craig Kelly、竹内正則、石川健二、渡邊雄太、鈴木光、橋本貴興、Noah Salasnek
高久智基、丸山隼人、玉井太朗、澁谷謙、Jeremy Jones、Johan Olofsson、
沼野健補、Samuel Lindsey、清原勇太、武田英樹、森岡辰則 …
判型 A4 中綴じ(針金をはずせばピンナップ出来ます)
モノクロ32ページ
price:1,000yen + tax
2015年9月発行

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Pinup magazine [ It's your TURN vol.2 ]

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昨年発表しました「It's your TURN 」の第2号をおかげさまで、出すことが出来ることになりました。
今回もターンにフォーカスしています。
スノーボードと出会い30年、 様々なトレンドやファッション、ムーブメントが通り過ぎていきました。
そのなかで、時間が経っても残っていくものはスタイルなのではないかと思います。
ライダーたちが雪の中に描いたラインとスタイルをご堪能ください。
樋貝吉郎
登場ライダー(掲載順)
鈴木光、清原勇太、美谷島慎、丸山隼人、J.P.Martin、Tom Burt、
松浦将、西田洋介、宮下健一、小西隆文、南浦高志、小番直人、竹尾雄宇、
玉井太朗、沼野健補、Johan olofsson、福山正和、前原大和、高久智基、桑原知美、
中村陽子、小松吾郎、Marc Frank Montoya、植村能成、Harbie Fletcher、Nick Perata
Pinup magazine [It's your TURN vol.2]
判型 A4 中綴じ(針金をはずせばピンナップ出来ます)
モノクロ32ページ
price:1,000yen + tax
2015年8月発行

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Pinup magazine [ It's your TURN vol.1 ]

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樋貝吉郎が80年代から今日までに撮影したスノーボーディングフォトをシリーズフォトブックとして発表します。
スノーボードを撮影して今シーズンで30年になります。
そこで、スタイルをテーマとして過去現在の写真をシリーズとして発表していくことにしました。
アーカイブから公開、未公開作に加え、昨シーズンに撮った最新作を同列に並べてみるのです。なぜならば僕はこれからもスノーボードを撮り続けていくからです。
美を基準にセレクトした
モノクロームで描かれるフォルムと時代を越えたスタイルの系譜をご堪能ください。
第一弾は“ターン”です。
「It's your TURN vol.1 」
樋貝吉郎
Pinup magazine [It's your TURN vol.1]
判型 A4 中綴じ(針金をはずせばピンナップ出来ます)
モノクロ32ページ
price:1,000yen + tax
2014年8月上旬 第一号発表 以降不定期で発表予定

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ポスターシリーズ A1

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玉井太朗 ニセコ 1999年
この写真はゲンテンスティックがスタートした98-99シーズンに撮影した。
ニセコに珍しく8時のマジックサニーで終わらず、まだ抜けている。こんな日は撮影するし
かない。メンバーはTTこと玉井太朗、高久智基、冒険家族のミネキ、ファーストくん。(セ
ンターフォーリフトに毎朝一番にいることから綽名がついた。スキーヤーの一番はドレッド
のスウェーデン人パール・ダリーンであるのはローカルには周知のこと。)ひらふの尾根で
ウォームアップを終えると躊躇せずにアンヌプリに横移動した。一般的にニセコスキー場と
はニセコアンヌプリという山に位置するひらふ(+花園)、東山、アンヌプリの三つのスキー
場を指すことが多い。それぞれのベースが離れているから別の山にあると思っている人もい
るかもしれないが、実はひとつの山に3つのスキー場がある。(モイワ、ワイス、チセヌプ
リはそれぞれ別の山にある。)スキー場のベースどうしは離れているが、山頂に向かってリ
フトを乗り継いでいくと上部ではかなり近い。右へ滑れば花園、左は東山、そしてこの写真
を撮影したアンヌプリに簡単に行ける。撮影には白黒のフィルムを使った。英語ではblack&
whiteフランス語ではNoir et blanc。世界で初めての写真が撮られたのは、180年前の1826
年のことである。フランス人のニセフォール・ニエプスが8時間太陽の光を集めて画像が定
着された。ニエプスは、太陽が描く画、へリオグラフと名付けた。晴れた日に撮る写真はま
るで太陽が結晶の中に入り込むようだ。太陽は雪の結晶を銀の粒子に変換するのだ。
早めに移動したTTの作戦は功を奏した。手つかずのパウダーがまるまる残っていたのだ。玉
井太朗が駆る自身のシグネチャーTTモデルはニセコのスロープに積もった雪の結晶の中を滑
り抜けた。爆発した巨大な雪の飛沫が一体となり追いかけていった。太陽に照らされた結晶
はレンズを透過してフィルムに定着した。ややあって舞い上がった雪は青空を背景に音もな
く軌跡の上に舞い降りていった…。スノーサーフィンの草分けであるゲンテンスティックは
TT165をインスピレーションとしてニセコで始動した。その力強く躍動する時代を顕した一
枚である。
(スキー場の呼び名は1999年当時のものです。)
樋貝吉郎
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Title : 玉井太朗 ニセコ 1999年
Rider : 玉井太朗
Size : 594mm×841mm(A1)
Price : ¥3,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り
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スノーボード史に残るヨハン・オロフソンの衝撃のショット。未だに世界中のレジェンド達の間で語り継がれているヨハンの世界最高峰の姿がここに刻まれている。
ider : Johan Olofsson
Valdez, Alaska "Odens ladder"
Size : 594mm×841mm(A1)
¥3,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り

スタジオ フィッシュアイ
http://studiofishi.com/catalog/2011.html
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夷フィルムス[icon 4]で話題になったあの写真がついにポスターに!!
無神論者なんだけど神様は地球とか宇宙なんだなって思った。
俺たちってそのなかでウロチョロしてるんだなって。羊蹄山が僕たちのことを認めてくれたんだと思いました。
プロスノーボーダー 永田学(左)
人生で一番キレイな瞬間。
見るだけでスゴイのに写真を撮ってもらったなんて百万分の一の確率だよ。ありがとう。 Par Dahlin(右)
[icon 4]のジャケットには、迷わずこの写真を使用させてもらいました。これまでの作品のジャケットのなかで一番気に入っています。
忘れられない瞬間のひとつです。
夷films. 関口雅樹
北海道、羊蹄山山頂。雲が抜けることを信じて山を登り続けた。日没近くに、その願いは叶えられた。雲がかかってもいても、その向こうには煌煌と太陽が輝いているのだ。
樋貝吉郎
Title : 羊蹄山
Rider : 永田学、パール・ダリーン
Size : 594mm×841mm(A1)
¥3,000 + tax
SOLDOUT
スタジオ フィッシュアイ
http://studiofishi.com/catalog/2011.html |
ポスターシリーズ A3
白、黒アルミフレームタイプ
フレームカラーは白、黒からお選びいただけます。
¥4,200(税込)
*樋貝吉郎氏のサイン入り
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フレームカラーホワイト |

フレームカラーブラック
今回のサインはローマ字筆記体バージョンです
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7mmスチレンボード加工タイプ
¥3,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り

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ポスターのみ
¥1,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り

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白、黒アルミフレームタイプ
フレームカラーは白、黒からお選びいただけます。
¥4,200(税込)
*樋貝吉郎氏のサイン入り
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フレームカラーホワイト |

フレームカラーブラック
今回のサインはローマ字筆記体バージョンです |
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7mm黒スチレンボード加工タイプ
¥3,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り

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ポスターのみ
¥1,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り

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白、黒アルミフレームタイプ
フレームカラーは白、黒からお選びいただけます。
¥4,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り
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フレームカラーホワイト |

フレームカラーブラック
今回のサインはローマ字筆記体バージョンです |
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7mm黒スチレンボード加工タイプ
¥3,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り
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ポスターのみ
¥1,000 + tax
*樋貝吉郎氏のサイン入り
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Magazine [ 魚眼人 gyogan zine ]

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お世話になっています。
いよいよシーズンスタートしましたね。
このたび魚眼人準備号を経て、ついに創刊号を出せることになりました。
ボードカルチャーとつきあってきていろんな価値観に出会いました。
これからもこのすばらしいものとつきあっていくために自分がどのようにかかわっていくのかを模索しながら、ジンというかたちで表現してみました。
巻頭記事は 玉井太朗インタビューです。
スノーボード界でひときわ存在感を放つ玉井太朗はいかにして誕生したのか?
人生のなかで自身の方向性を導いた、いくつかの出来事を語ってくれました。
フォトグラビアは
スノー、サーフ、スケート、BMX…など多岐にわたっています。
コラムはサーファーズジャーナルの編集長である森下茂男氏の実体験を綴ってくれた「家庭菜園考」
マウイ在住で世界のレジェンドと交流をもつ岡崎友子がシンプルなライフスタイルを提言。
マウイ在住で世界のレジェンドと交流をもつ岡崎友子がシンプルなライフスタイルを提言。
知る人ぞ知る“なまら癖ーX”オリジナルメンバーナラッチこと奈良亘が南極越冬隊を綴り。
ユーモラスな語り口のなかにもトレイルラン大会に出るなら是非、読みたい内容の舘下智「UTMF完走記」。
平学「福島」。高柳光政「Guide of Mt.Fuji」。 古田常子「土からの贈り物」…など個性的な書き手達が独特の世界観を紡いでいます。
魚眼人 編集長 樋貝吉郎
魚眼人 創刊号
B5 66ページ オールカラー
price:800yen + tax

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BLOG : from Yoshiro Higai/ ジン |
『初めてスケートボードに乗って
家の前の坂を下ったときの感覚を
今でもはっきりと覚えている
スノーボードってギフトだね
ただ雪の上にいるだけできもちがあがってくる
サーフィンに至っては
奇跡を感じる
板に乗ってバランスをとる遊びって
言葉では言い表せない何かがある
大地と水と空気と重力
宇宙のリズム
あの日から僕たちは変わったはずだ
僕らはこれからも板に乗っていたい
汗を流して山に登り、波と戯れ、風を感じたい
ネガティブなことから目を背けることではなく
希望につながることを
探していきたい
魚眼人』
= Contents =
・ジェレミージョーンズ インタビュー
・立山2012冬
・フォトギャラリー/ スノースケート、雪板 …
・フォトコラム/ ブルースオズボーン、東京スキーヤー、堀哲、戸沢直美 ほか
魚眼人0号
price:800yen + tax

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写真集 [ cold frame ]
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size : A4変形(292 x 222mm)
page : ハードカバー 64ページ
price : ¥4,000 + tax
artdirector : 白谷敏夫
登場rider : 玉井太朗、丸山隼人、小松吾郎、美谷島慎、佐々木大輔、Mike Basich、山内一志、鈴村新、吉田尚弘、仁科正志、田中大輔、野坂俊和、玉川千善 and more

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