新橋/ヤキトンでは、「串物とホッピーのみ」というのが、ワタシの習わしだった。
が、その習わしに、最近、変化があった。
「忙しい、忙しい」と言ってても、酒飲みは、抜かりなく、一人でぼんやり飲む。
なぜその時間だったか、それは忘れた。
まだ、店が開いたばかりの早い時間で、カウンターに一人、テーブル席に一組ぐらいしか客がいなかった。
「黒ホッピーとタンを塩で2本ね」と注文して、カバンから本を取り出し、カウンターに座った。
ワタシの
「新橋/ヤキトン」は、体よく言えば「読書タイム」でもある。
ホッピーが運ばれてきて、視線を上げると、一つ席を空けて飲んでる客も文庫本を広げている。
同類だ。
そう思った。
ワタシの視線を意識したのか、その客が箸で何かつまんで、ホッピーをあおった。
なんだろ?
パッと見たとき、チャーハンのように見えた。
その時だ、テーブルで注文を取っていた若い兄ちゃんが、「ハイッ! テーブル○番さん!
ニラ玉一丁!!」と太い声で言った。
ニラ玉かぁ。
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材料:ニラ、タマゴ、長ネギ、昆布つゆ白だし(ヤマサ)、牛乳。
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ニラ1本はザクザク切って、器に入れる。
タマゴ2つ割り入れて、ざっくり混ぜる。
白だし、牛乳各小さじ2も入れてざっくり混ぜる。
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中華鍋にサラダ油を入れ、長ネギのみじん切り(ゴメンナサイ!!写真がない。ほんのちょっとでOK。なくてもOK)を加えて中火にかける。
長ネギの香りが出たら、材料を入れ、鍋を大きくぐるりと廻す。
火が入ってクレープ上になったところを中に巻き、空いた鍋肌に火の入っていない具を流し込む感じで鍋を廻す。
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中火ぐらいで、慌てずにやると、意外と上手くいく。
火が強く、タマゴに焼き色がつくようだとバサバサして美味しくない。
中華鍋の広い鍋肌を使ってフワッと熱を入れ、焼き目をつけず、まとめていく。
最後に、鍋を煽って全体をひっくり返す。
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新橋/ヤキトンでは、ニラ玉は定番売れ筋だ。
次から次へとオーダーが入り、それを1つ1つ焼いているから、
知らぬ振りして眺めていると、高いカウンターの向こうの動きも、鍋とタマが作る音や鍋を廻すその仕草で、ある程度想像できる。
中華鍋に油を入れ火を点けた。
そこに何かつまんでチャッと入れたから、きっとネギだろう。
カウンターの後ろにあるタッパーから、タマで具をすくっている。
そっか、すでに味を付けたタネになっていて、「タマ8分目が1人前」の感じで分量にしているのだ。
具を入れたら、鍋から手を放さずコンロの上でゆっくり廻している。
目が真剣だ。
最後にあおるようにして、全体をまとめたらタマですくって皿にこんもりのせた。
「あいよー、ニラ玉、○番さん!」
の声がかかる。
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ニラはタマゴに入った熱で火が通るから、タマゴに生のところがあると美味しくない。
かといって、タマゴに焼き色がつくと、堅くなって、もっと美味しくないから、火加減だけは真剣に。
慣れないうちは、タマゴ1個で、フライパンでやると、
楽だと思う。
具を流し込んでフライパン全体に広がったら、柄の所からクルクル巻いていく、巻き始めたら火から放しても、巻いて内側に入るタマゴの熱で、内側にも熱が入る。
しつこく言うが、タマゴに焼き色がつくと、美味しくない。
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